こちらでは、洛南高等学校附属小学校のお受験について詳しく解説しています。
基本的な学校情報を含む内容については、以下をご覧ください。
▶洛南小学校ってどんな学校?校風からカリキュラムまでご紹介!
洛南高等学校附属小学校の入試はお子さんと保護者の両方に課され、お子さん60%、保護者40%の割合で評価されます。難易度は非常に高く、お子さんだけでなく、保護者様も十分な入試対策が必要です。
洛南高等学校附属小学校とは?
洛南高等学校附属小学校は、2014年に設立された男女共学制の私立小学校であり、洛南高等学校・附属中学校とともに小中高一貫教育を展開する小学校です。
そのルーツは、真言宗の開祖である空海弘法大師が創立した綜芸種智院に端を発するとされており、校訓からも分かるように、今も仏教の教えを大切にしている学校です。道徳(宗教)教育を採用しており、命への感謝、人と協働し努力すること、社会への貢献ができる人材育成に取り組んでいます。
また洛南高等学校というと、毎年数百名の学生が現役で難関大学に合格する日本有数の進学校ですので、その入口となる小学校も、相応の環境であると言えるでしょう。
■住所
〒617-0002
京都府向日市寺戸町寺田54番地
TEL:075-924-6511
FAX:075-924-6509
HP :洛南高等学校附属小学校
洛南高等学校附属小学校の入試日程
入学試験は例年、面接が8月下旬、入学試験が9月中旬と比較的早い時期に行われます。結果発表はWeb上で行われます。
洛南高等学校附属小学校の定員、倍率
2025年度の定員は男女90名です。合格者数は男女ほぼ同じ割合です。
倍率は、男子は1.2~1.7倍前後、女子は1.3~1.7倍です。
■洛南高等学校附属小学校の倍率
倍率 | 合格者数 | |||
男子 | 女子 | 男子 | 女子 | |
2025 | 1.7 | 1.7 | 50 | 49 |
2024 | 1.2 | 1.3 | 50 | 47 |
2023 | 1.3 | 1.5 | 50 | 46 |
洛南高等学校附属小学校の入試内容
基本情報
2025年度より、試験の内容は「ペーパーテスト・行動観察テスト(個人・集団)・親子面接・保護者作文」による総合評価となります。保護者のテストも合否を左右する可能性があります。
お子さん、保護者ともに十分に受験対策を行う必要があるでしょう。
ペーパーテスト
実際の授業時間と同じ時間、集中力を保ったまま問題を解けるかどうかを試されます。
内容としては、数量的な問題、言語、知識、思考(図形・回転)、話の記憶、常識、観察力、などが出題されます。ペーパーテストは、問題の量が多いだけではなく、それぞれの難易度が他の学校と比べて高い内容です。
※例えば、私立小学校受験としては難度の高い、繰り下げがある計算問題が出されました。
他の小学校では 「5-3」のような計算問題で十分なところ、洛南小学校の試験では「15-9」の計算といったワンランク上の難易度への対応が求められます。
問題の量も、他の学校に比べて多いと言われています。具体的には、試験プリントが他の学校は10~15枚なのに対し、洛南小学校は約20枚です。そのため洛南高等学校附属小学校では、難易度の高い問題を、極めて速いスピードで解く力が求められるでしょう。
また、洛南高等学校附属小学校の入試には独自の規定があります。
それは名前を書く欄に「ひらがな、カタカナ、漢字、英語」の4種類の欄があり、それぞれ埋めるように指示されることです。お子さんの名前を、どの形式でも書けるようにする必要があるということですね。
行動観察テスト(個人・集団)
私立小学校の入試科目としてよくみられる行動観察テストでは、指示を理解し行動することができるか、協調性のある行動できるかといった点を重視して見られるのが一般的です。また、待機時間中の態度や姿勢などもチェックされます。
行動観察は個人で取り組むものと集団のものがあります。多くの小学校では、他のお子さんとの協調性が重視される傾向ですが、洛南小学校の試験では、協調性以外にも、一度チャレンジしたことを友だちと振り返り考察し再度同じことに取り組むような内容も実施されています。
親子面接
一例ですが、親子面接では以下のようなことを聞かれます。
(保護者)
・お子さんの名前と生年月日
・志願理由
・洛南を知ったきっかけ
・親戚などにOBがいるか
・公共の交通機関のマナーについての教育について
・どんなお子さんか
・お子さんが興味を持っていること
・どんな習い事をしているか
・子どもを叱るときとほめるときはどのようにしているか
(子供)
・好きな遊びは何ですか
・褒められるのはどんな時ですか
・お友だちとどんなことをして遊びますか
・お手伝いは何をしていますか
文面にすると平易な内容かもしれませんが、本番で突然質問されるとうまく答えられないこともありますので、一通りの対策は必要です。
保護者作文
お子さんの考査当日、ペーパーテストの時間に合わせて実施されます。保護者1名が、3つのテーマから1つを選び、1時間で600字の作文を書きあげます。国語辞典・電子辞書・下書き等々の持ち込みは一切できません。
説明会で「最後の行まで書いてほしい」と先生がおっしゃっていたこともあり、最後まで書いているかという点も評価されると考えておいた方が良さそうです。
※双子のお子さんが入試に臨む場合は、両親ともに作文を書くことになります。
▼実際に入試を受けた保護者の方に伺った問題内容
~~~~
・「エートス(人格・性格)はエトス(習慣)を少し語形変化させることによって得られる」という言葉について思うところをお書きください。
・「どうして親というのは子どもに自立をのぞむふりをしながらその実その自立をはばむようなことばかりするのだろう」について思うところをお書きください。
・「見えないところが本物にならないと見えるところも本物にならない」について思うところをお書きください。
~~~~
このようなテーマから1つを選び、1時間で600字の作文を書くことになります。
決まった答えがある内容ではなく、保護者の思考や理念を問うような内容です。ご自身の考えを丁寧に書くようにするといいでしょう。
洛南高等学校附属小学校入試の対策方法
お子さんの場合
入試に受かるためには、高いレベルの問題をスピードを保ったまま解き続ける能力が必要です。
そのために、洛南高等学校附属小学校の過去問を解くことは必須。問題のレベル感をつかむだけでなく、出題傾向を分析して練習しておくことが重要です。
入試は筆記試験だけではありません。合格するためには以下のことも対策する必要があります。
・指示を正確に最後まで聞く
・難しい問題文を理解する
・ケアレスミスに気を付ける
・好奇心を持って取り組む
・柔軟な思考を持つ
・未知の問題を、周辺知識を応用して解く
合格するためには、難しい問題文を正しく理解し、柔軟に考えながら、ハイスピードで解く力が必要です。過去問による対策は、問題に慣れたり、傾向をつかむことに関しては有効です。
しかし、それだけで合格できる実力をつけるのは難しいといえるでしょう。
洛南高等学校附属小学校の合格を目指す場合、小学校受験塾の活用が必須レベルです。実際、洛南高等学校附属小学校を受験するお子さんのほとんどが、塾に通っています。
成基学園TAMでは洛南高等学校附属小学校受験の特訓講座を開講しています。洛南小学校に合格したい方へ向けた週1回90分の授業です。基礎問題も確実に解く力を大事にしつつ、難しい問題も乗り越えられる力を育みます。
保護者の場合
保護者作文も合否を左右しますので、可能な限り対策したいところです。これも独学では難しいので、ノウハウを持っている学習塾が主催しているセミナーを受けることをおすすめします。
独学では難しい、と言われても、作文だし簡単に書けるような気がしていませんか?実際、成基学園のセミナーでも、初めはどんなテーマでも完璧に書ける自信のある方が多い傾向です。
しかし、いざ書いてみると案外書けません。1時間という時間制限のある中で、指定されたテーマに沿って、自分の意見が正確に伝わるように、600字にまとめて書く、というのは意外と難しいのです。
本番当日になって手が止まってしまい焦ることのないように、事前に作文を書く練習をしましょう。お子さんの成績は良いけれども、保護者の作文が要因で合格できない・・・ということも少なくありません。
成基学園TAMでは、洛南高等学校附属小学校に特化した作文セミナーを11月~6月の期間で全7回開講しています。
まとめ
洛南高等学校附属小学校の入学試験は難易度が高く、合格するためには専門塾を活用した対策が望ましいです。
成基学園TAMでは、洛南高等学校附属小学校に特化した受験対策講座を開催しております。お子さん向け・保護者向けのどちらも開講していますので、総合的な対策が可能です。
洛南高等学校附属小学校を志望する方はお気軽にご受講ください。
《TAMの合格実績》洛南高等学校附属小学校に24名合格!
関西屈指の難易度である洛南高等学校附属小学校。2025年度の入試では、TAMから24名のお子さんが合格しています。
「たのしく あそびながら まなぶ」の独自指導のもと、長年関西エリアの私立小学校受験で多くの合格者を輩出して参りました。
TAMでは、グローバル社会で活躍できる人材を育む最先端の能力開発教育と、長年の指導実績にもとづく小学校受験対策、これら2つのコースをご提供しています。
幼児の特性を熟知した教育コーチが興味・関心を高める指導法で、主体性を引き出す「アクティブ・ラーニング型学習」を展開。
そして、自分の考えを発表する機会を創出したり、巧緻性を高める制作やゲーム学習、様々な“気づき”に触れるグループワークを行うなど、多彩なプログラムでお子さんの主体性や意欲を重視した指導を行います。
多くのお子さんたちを名門小学校へ送り出してきた圧倒的な実績からも支持されています。
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