関西学院初等部は、兵庫県の私立小学校です。
学校法人関西学院が一貫教育を推進するために初等部として開校しました。
2008年の開校以来、最先端のICT教育や国際教育など、今後の社会を生きぬくために必要なスキルを身につけるカリキュラムが豊富に用意されています。
関西学院は小学校〜大学までの16年間一貫教育を行っており、ほとんどの卒業生は関西学院中等部・関西学院千里国際中等部へと内部進学します。
また、高校や大学への進学に関しても、多くの卒業生がそのまま系列校へと進学していくようです。
この記事では、関西学院初等部の学校生活や入試情報について、関西圏私立小学校入試に実績のあるTAMが解説していきます。
関西学院初等部の基本情報

■住所
〒665-0844
兵庫県宝塚市武庫川町6-27
TEL:0797-81-5500
公式サイト:関西学院初等部
交通情報
- 「宝塚」駅より徒歩15分
- 「宝塚南口」駅より徒歩10分
基本情報

経営 | 学校法人 関西学院 |
共学・男女別 | 共学 |
生徒数 | 1学年:約90名 |
制服 | あり |
給食 | なし ※希望者はサンドイッチ・日替わり弁当を注文可 |
教育理念・教育方針

関西学院のスクールモットーは、”Mastery for Service”です。
「自己修養と献身を併せ持つ生き方の中に、人間としての真実の生き方がある」という宣教師たちの教えです。
初等部では理解しやすいように「社会と人のために、自らを鍛える」と訳し、自らを社会と
人のために用いることのできる人の育成を目指しています。
さらに、細かい教育目標として、4つの柱「Bible(聖書・礼拝)」「Global(国際理解)」「Universal(全員参加・理解)」「Authentic(本物)」をベースとしています。
関西学院初等部の授業カリキュラム

16年の一貫教育
関西学院では初等部・中学部・高等部・大学にかけて16年間の一貫教育を行っており、心を育み、豊かな人格形成を目指しています。
初等部では、「オール関西学院サポートシステム」や「エルダーズシステム」を活用して、異年齢交流・国際交流などを実施しています。
◆オール関西学院サポートシステムとは
関西学院全体で初等部をサポートするシステムです。
卒業生が初等部のお子さんにスポーツ等を教える機会を得ることができます。先輩たちからのバトンを後継世代に渡していく「自己修養と献身」を体現しているシステムといえるでしょう。
◆エルダーズシステムとは
中学部・高等部の生徒や、大学の学生とともに学習し、さまざまな行事・活動を体験するシステムです。
人間関係や社会上のルール、助け合うことの大切さを学ぶことができます。
【参考】関西学院初等部|世界市民の育成
国際教育
「Global(国際理解)」をベースに様々な国際教育や異文化交流を行っています。
英語の時間
1年生から毎日、英語専科教員・ネイティブスピーカー教員によるチームティーチング授業や少人数授業を行うのが「英語の時間」です。
低学年では語彙やフォニックスなど音声言語の理解、中学年では「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能の会得、高学年では4技能の更なる強化と、学年に応じた学表目標を設けています。
CCT(カナダ・コミュニケーション・ツアー)
6年生の5月にカナダのバンクーバーへ5泊7日の修学旅行へ行くのが「CCT」です。
ブリティッシュ・コロンビア大学の寮に2泊、現地のホームステイ先に3泊し、学んだ英語力・コミュニケーション力を発揮する、初等部国際教育の集大成となるプログラムです。
日本とは異なる環境・文化の中で、自分の思いを英語で伝える・他人の思いを理解する難しさ・大切さを学ぶ貴重な経験を積める機会となっています。
ICT教育

初等部では、全生徒が一人1台のiPadを所有し、デジタル教科書や「ロイロノート」などのアプリを用いて学習を進めていきます。
ICT機器を用いることは、スムーズに情報や意見を交換できる、今後に必要なスキルが身につく、生徒たちの興味や関心・モチベーションを向上できるなどメリットは様々です。
また、各教室や特別教室には、プロジェクターや電子情報ボード、Apple TVなど豊富なICT機器を揃えています。
とくに全国の小学校で初めての試みとして、「スタディサプリENGLISH」を導入し、授業や家庭学習に取り組んでいます。
中学生以上が対象の「スタディサプリENGLISH」を初等部から活用できる学力と環境を整えているのは、最先端のICT教育・国際教育を行う関西学院初等部ならではの魅力です。
宗教教育
こころの時間
全校児童と教員がパイプオルガンの響くチャペルで、賛美と祈りを捧げ、聖書の御言葉に心静かに耳を傾ける毎朝の礼拝が「こころの時間」です。
賛美や祈り・聖書の言葉を通して、自分が愛されている存在で、かけがえのないものであることを認識していきます。
そして、スクールモットーである”Mastery for Service”の精神を学び、「生きること」と向き合い、自分や他人・社会を思いやり大切にする心を育むことができます。
聖書の授業
初等部では全校生徒が週に1時間、「聖書の授業」があり、聖書の物語や言葉を通して、聖書の価値観や人間観の理解をすることを目指します。
また、”Mastery for Service”の意味を具体的な聖書の言葉で学ぶことで、豊かでたくましく、思いやりに富んだ心を育てることも目標の一つです。
関西学院初等部の年間行事

関西学院初等部の進学情報
内部進学について
関西学院は16年間の一貫教育を行っているので、関西学院中学部・関西学院千里国際中等部への内部進学が基本です。
また、高等部・大学に関しても、それぞれの条件を満たせば進学可能で、ほとんどの生徒が16年間を関西学院で過ごしているようです。
関西学院初等部の学費

初年度にかかる費用は、約1,580,000円で、その内訳は以下の通りです。
- 検定料:20,000円
- 入学金:200,000円
- 授業料:800,000円
- 教育充実費:200,000円
- 制服・体操服・iPad等事前購入費:約220,000円
- その他の費用:約140,000円
関西学院初等部の入試を徹底解説!
ここからは、関西学院初等部の入試情報について解説していきます。
実際に過去問題集を確認しての気づきや要点をまとめていますので、関西学院初等部の入試を検討している方はぜひご覧ください。
また、関西学院初等部の入試科目の概要は、入試要項で確認できます。
公式サイトにてチェックしてみてください。
関西学院初等部の入試情報
入試方式の違いについて
関西学院初等部の入学試験は、A入試とB入試に分かれています。
大きな違いは、A入試はペーパーテストがあるのに対し、B入試にはない点です。
A入試と比較して、B入試はよりコミュニケーションなど定性的な面が重視されているわけです。
この記事では、A入試を中心に分析・解説していきます。
また、2021年度以降は、コロナ禍により選考方法が大きく変更されています。
今後も年度によって入試方式や出題内容が異なる可能性もあるので、詳細は学校の入試要項をご参照ください。

日程
例年、A入試は8月下旬〜9月中旬に、B入試は10月上旬〜中旬に行われます。
2024年度入学試験の日程は以下の通りです。
出願期間 | 【A入試】 7/10(月)10:00 ~ 7/18(火)14:00 【B入試】 9/14(木)10:00 ~ 9/25(月)14:00 |
入学選考 | 【A入試】 面接:8月下旬考査:9/11(月)午前中 【B入試】 面接:10月上旬考査:10/14(土)午前中 |
合格発表 | 【A入試】 9/12(火)14:00 【B入試】 10/16(月)14:00 |
定員・倍率
関西学院初等部の定員は、男女合わせて約90名です。
倍率は非公表ですが、出願者数は例年150〜200名程度となっているので、約2倍程度でしょう。
入試の概要について
関西学院初等部のA入試は、面接と考査に分けて行われます。
考査には「ペーパーテスト」「運動テスト」「制作・行動観察」が含まれます。
面接

面接は、考査日前の指定日時に行われます。
親子面接の形式で、所要時間は10分程度です。
お子さんへの質問は、家庭や幼稚園での過ごし方や、好きな食べ物や絵本など、他の私立小学校と大きく変わりません。
一方、保護者への質問数は比較的少なめですが、初等部の教育構想やカリキュラムに関するものから、家庭での教育方針、お子さんとの関わり方など内容は様々です。
学校行事や説明会にはなるべく参加し、学校の方針に対する考えを明確にしておきましょう。
また、質問の回答内容はもちろんのこと、親子間の雰囲気なども重要な要素です。日頃から家庭内でのコミュニケーションを積極的にはかっておきましょう。
考査
◆ペーパーテスト
「お話の記憶」「数量」「推理・思考」「常識」分野からの出題が多いです。
とくに絵本を用いた「お話の記憶」はほぼ毎年出ていて、7分を超える長いお話が扱われた年度もあります。
正しく内容を理解し、考える必要があるので、普段から読み聞かせをたくさんして、内容や感想について質問を投げかけておくとよいでしょう。
「数量」「推理・思考」分野は色々なパターンの問題が出題されていて、ある程度慣れも必要なので、過去問を使って考える経験を積んでおけるとよいでしょう。
「常識」は自然や季節に関する問題から、日常生活のマナーなど、テーマは様々です。
間違った知識や常識はその都度正していく意識をもちましょう。
◆運動テスト

運動では、リズム運動やボールを使った運動などが頻出のようです。
身体能力に加えて、順番を指示通り待っていられるかなども見られており、課題に取り組んでいる以外の時間も気が抜けません。
課題自体はそれほど難しいものではないので、基本的な運動能力が身についていれば十分です。
順番待ちや待つときの態度を重点的に練習しておくとよいでしょう。
◆制作・行動観察
制作は、決められた主題に関する作品を、道具を駆使して作る形式です
行動観察では、少人数のチームで協力して課題を行うケースが多いです。
行動観察に限ったことではありませんが、スクールモットーの”Mastery for Service”に則った評価の基準を設けています。
巧緻性のみならず、集団における協調性や自主性、コミュニケーション能力なども重要な評価の対象です。
とくに、制作・行動観察は初対面の他の受験生と共同で行うことになるので、幼稚園などで同年代の子と何かをする経験はたくさん積んでおきたいところです。
まとめ

関西学院初等部は、2008年に創立された兵庫県の私立小学校です。
学校法人関西学院が一貫教育を推進するために開校した学校で、卒業後はほとんどの生徒が関西学院中等部・関西学院千里国際中等部へと内部進学します。
新しい学校ということもあり、今後の社会を見据えた、最先端の国際教育やICT教育を交えたカリキュラムが大きな魅力です。
また、関西学院全体のスクールモットーである”Mastery for Service”に基づき、自らを社会と人のために用いることのできる人を育てることを目標としています。
入学試験はA日程・B日程に分かれており、ペーパーテストのないB日程はより定性的な面が重視される選考方式です。
入試の難易度自体は高くありませんが、スクールモットーに則って、他の受験生との協調性・自主性なども重要な評価の対象となっています。
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