
京都女子大学附属小学校は、京都市東山区にある私立小学校です。
1957年創立の同校は、仏教精神に基づいた「こころの教育」を実践しており、特に「国語力は人間力」を合言葉に、国語教育を通じた人間力の育成に取り組まれています。
この記事では、そんな京都女子大学附属小学校の学校生活やカリキュラムについて、同校の入試に強いTAMが解説していきます。
京都女子大学附属小学校の入試情報については、以下の記事をご覧ください。
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京都女子大学附属小学校の基本情報
■住所
〒605-8501
京都市東山区今熊野北日吉町6番地3
TEL:075-531-7386
FAX:075-531-7381
公式サイト:京都女子大学附属小学校
交通情報
- 京都市営バス[202],[206],[207],[208]にて東山七条下車
- JR京都駅八条口より京都女子大学正門前までプリンセスラインバス直通
- 京阪七条駅より京都女子大学正門前までプリンセスラインバス直通
- 阪急河原町駅より京都女子大学正門前までプリンセスラインバス直通
基本情報

京都女子大学附属小学校は、1957年創立の男女共学の私立小学校です。系列校として、京都幼稚園、京都女子中学校・高等学校、京都女子大学、京都女子大学大学院があります。
京都女子大学附属小学校では、仏教精神に基づいた「こころの教育」に取り組まれており、丁寧な挨拶や言葉遣い、人や物への感謝、いのちを大切にする心を育む教育をされています。
また「国語力は人間力」という合言葉のもと、すべての学びの土台となる国語力の育成にも力を入れています。
特に、1年生の最初に敬語を教えるなど、丁寧な言葉遣いができることを大切にされている学校です。
■京都女子大学附属小学校の基本情報
経営 | 学校法人京都女子学園 |
共学・男女別 | 共学 |
生徒数 | 1~3年生:1学年約60人 4~6年生:1学年約80人* |
制服 | あり |
給食 | あり |
*2020年入試までは募集定員が80人でしたが、2021年入試より募集定員60名に変更されました。
校風について
京都女子大学附属小学校では、仏教精神を基にした「こころの教育」を実践しています。
挨拶や手の上げ方など「しつけ」に非常に力を入れており、同校から『親子で学ぶ京女式しつけ術』という本も出版されています。
ただ、堅苦しい学校というわけではなく、休み時間には先生がお子さんとボール遊びに行く様子も見られるなど、伸び伸びした雰囲気のある学校です。
小学生のうちから礼節や総合的な人間力を身に着けたいというお子さんにおすすめの学校です。
京都女子大学附属小学校の授業カリキュラム
京都女子大学附属小学校では、週6日制です。
土曜日にも授業を行っており、文部科学省が定める基準よりも多い授業時間で充実した教育を行っています。
昔から大切にされてきた国語教育に加えて、最近では、英語教育やICT教育にも取り組まれています。音楽・図工・理科・体育・宗教については、教科ごとに専門教員が担当しており、専門的な授業を行っています。
また、田植え・稲刈り・いもほり・動植物観察など、体験学習を重視した学習活動も特徴的です。
国語教育

京都女子大学附属小学校では「国語力は人間力」を合言葉に、国語教育を通じて豊かな人間性を育むことを掲げています。
「学習項目の行事」として、国語学習につながるような取り組みをされており、行事や普段の授業を通して、読む力、書く力、言語の力、話す力・聞く力を養うことができます。
例えば、以下が「学習項目の行事」の一例です。
ノート検定
言語力検定
附小百人一首大会
特に、2ヶ月に1回行われるノート検定では、ノートが丁寧に書けているかのチェックを通して「書く力」を身につけることができます。
普段の授業でも、お子さんの発言に応じて板書を変えるなど、先生が板書の仕方をかなり工夫されており、ノートをしっかり取る丁寧な授業が行われているそうです。
英語教育
京都女子大学附属小学校では、1年生から週1時間ネイティブ講師による英語の授業があります。ネイティブから学ぶ英語を通じて国際感覚を身に付けられるでしょう。
他にも、ICT機器の活用や、英語でクイズやゲーム等を行い、楽しく学べる工夫がされた授業を行っているそうです。
ICT教育
京都女子大学附属小学校では、ノートパソコンやタブレット端末を1人1台使えるように備えており、ICT機器を活用して、授業内のプレゼンに必要な資料を作成したり、新聞を作るなどしています。
また、プログラミング学習にも力を入れており、大学と連携したプログラミング教室の実施やプログラミングコンテストへの出場などもしているそうです。
クラブ&同好会
クラブ&同好会は、お子さんたちにとってスポーツや音楽など自分の興味のあることに挑戦できるいい機会になります。
京都女子大学附属小学校には、体育系・文科系ともに様々なクラブ&同好会があります。

アフタースクール
京都女子大学附属小学校では、アフタースクールとして学童保育を利用できます。
平日の授業終了時から18時まで利用でき、算数や国語のプリント学習や「NIE学習」という新聞を教材として活用した学習活動を行います。
また、おやつの時間もあり、おやつの時間を通して、手洗い・歯磨きの習慣を定着させます。学童保育の利用は、固定曜日の利用と希望日の利用から選べるようです。
京都女子大学附属小学校の年間行事
京都女子大学附属小学校では、運動会や遠足など一般的な学校行事に加え、「花まつり」「報恩講」などの宗教行事が年間を通して行われます。
宗教行事について
京都女子大学附属小学校では「こころの行事」として様々な宗教行事が行われています。
年間を通して、仏教行事を体験することで、豊かな心を育むことができます。

京都女子大学附属小学校の進学情報
内部進学について
系列校の京都女子中学校は女子高のため、女子のみ内部進学制度があります。
例年、女子の半数以上は内部進学しているようです。
内部進学を希望する場合、学内で行われる内部進学テストの結果で内部進学の可否が決まります。
また、京都女子中学校は顕道・東雲・藤華の3つのコースがあり、内部進学テストの成績によって進学できるコースが決まります。
京都女子中学校の各コースについて

【顕道コース】
中学2年生から設置される、国公立大学の医療系を目指すコースです。
医療分野を志す学生のために、国立医学部教授の講演や授業が実施されたり、最新医療施設の見学を行うこともあります。現代医療についての知識を深めるだけでなく、仏教の観点から「いのち」について向き合うことで、医療人としての心を育てることを目指しています。
国公立大学の医療系に進学するだけの学力をつけることができるコースなことも特徴です。中高一貫の利を活かし、6年計画で効率よく学習を進めていくようです。中学の段階で高校の範囲を先取りし、早く受験準備を行うカリキュラムになっています。
【東雲コース】
国公立大学を目指すコースです。京都大学の出前授業を取り入れており、大学院生やポストドクターの研究に触れたり、ディスカッションを行う機会が設けられています。
国公立大学に入るだけの学力を付けられるコースとなっており、受験対策をしっかり行えるでしょう。
また、日本の伝統文化に触れ、その課題や問題解決を考えて具体的な提言まで行うプログラムが用意されています。他にも研究旅行などで理系的な要素を取り入れたプログラムがあり、広い視野が得られるのも魅力的です。
【藤華コース】
難関国公私立大学への進学も視野に入れることができる選択肢が広いコースです。
藤華コースの特徴としては、「食」を起点にSDGsを考える「食の未来提言」のカリキュラムがあります。他にも食農ビジネスやファームステイなど、食に関連する研究や体験で専門性を深めることが可能です。
また、藤華コースではネイティブ講師による英語授業が多く設定されています。探求プログラムを英語で発表することもあり、実践的な英語力を養うことが可能です。
その他の主な進学先
男子は内部進学制度はないため、それぞれが希望する私立・国公立中学校へ進学します。主な進学先としては、洛南高校附属中学校や洛星中学校、東山中学校などが挙げられます。
また、毎年数名程度、灘中学校や東大寺学園中学校など全国屈指の有名私立中学校にも進学しています。
京都女子大学附属小学校の学費

初年度にかかる学費は、合計754,800円です。
給食費については学年によって費用が異なりますのでご留意ください。
※2~6年生では75,000円
その他にも、制服などの制定品代等が別途必要になります。
京都女子大学附属小学校は学費の抑制に努めており、他の私立小学校と比べて経済的な学費になっています。
まとめ
京都女子大学附属小学校は「国語力は人間力」という合言葉のもとで、国語教育を通して礼節や総合的な人間力を身につけることができる素敵な学校です。
1957年創立で、長い歴史と伝統を大切にされている一方で、最近では、グローバル教育やICT教育にも取り組まれています。
京都女子大学附属小学校の受験を検討される方は、ぜひ入試情報についての記事もご覧ください。